外構を考える際には、デザイン性や動線だけではなく、防犯性も考慮しなければなりません。強固な高い塀や門が防犯に効果的だと考えていませんか?実は、そのような外構は侵入を許せば敷地内への視界が遮断されるため、犯行の時間を十分に与えてしまうという一面を持っているのです。
そこで今回は防犯性の高い外構の選び方について解説します。
ぜひ最後まで読んでみてください。
侵入しづらい外構の外観
以下の設備を導入することで、犯人の敷地内への侵入を防ぐことができます。
1.頑丈な門扉
門扉とは、玄関ドアではなく敷地内へ入るためのドアを指します。住まいの顔としての佇まいが重視される門扉は、防犯面でも大きな役割を果たします。防犯のためには、まずピッキングで解錠できない電気錠機能付きのものを選ぶとよいでしょう。また、一枚板ではなくスリットが入っているデザインであれば、敷地外からの視線もオープンになり犯行を躊躇させる効果が期待できます。
2.適度な高さのフェンス
犯人が敷地への侵入を諦めさせる、高さのあるフェンスを設置するのもおすすめです。しかし、先述したようにコンクリートの壁だと犯行の目隠しになりうるリスクもあるので、格子状やスリット性のデザインなど、見通しの良いものを選択するようにしましょう。
3.カースペースの防犯対策
カースペースへのゲートやシャッターの設置は防犯効果をアップさせます。様々なタイプのものがありますが、セミオープンのグリルタイプや跳ね上げタイプのゲートは死角を作らないという点で特におすすめです。
不審者を知らせる設備
侵入者の存在を知らせる設備を導入すると、高い防犯効果が期待できます。
1.センサーライト
センサーライトとは、人が近づくとセンサーが作動して自動で点灯するライトのことを指します。玄関だけではなく、裏口や庭にも設置するとよいでしょう。室内にいても不審者が近づくことにいち早く気付けるだけではなく、防犯性の高い家だとアピールできます。
2.砂利
外構をコンクリートではなく砂利にするのも効果的です。砂利は足で踏むと大きな音がするので、侵入者の存在を室内に知らせます。安価なものもあるので、低予算の方でも導入できる設備です。
3.カメラ付きインターホン
業者を装う、もしくは在宅か確認するためにインターホンを鳴らしてから侵入するケースもあります。その際にカメラ付きインターホンであれば犯人の顔が記録もされるので、侵入を躊躇わせるでしょう。
防犯性の高い外構をつくるポイント
不審者の侵入防止など防犯性を高めるには外構のデザインにも気をつけましょう。具体的には以下の二点を意識すると良いでしょう。
1.足場になる場所に装置を設置しない
1階にはエアコンの室外機や給湯器を設置する家庭が殆どでしょう。しかし、その上に人が入れる大きさの窓があると、侵入者に足がかりとして2階への侵入を許す可能性があります。給湯器だけではなく、カーポートの屋根や配管や雨どいも足場になる可能性があるので、配置には注意しましょう。
2.庭に死角を作らない
空き巣は自分の身を隠せる死角のある家を好んで侵入します。大きな木や手入れを怠った植栽は絶好の隠れ蓑になるので、センサーライトをつける、定期的な手入れをするなどして対応しましょう。
いかがだったでしょうか。今回は外構の防犯対策について紹介しました。
外構についてお悩みの方や、外構工事を検討されている方は是非一度弊社までご相談ください。