土地に高低差のある場合は、段差を解消する外構デザインが必要です。
そこで今回は外構で行う段差の対策や気を付けるポイントについて解説します。
ぜひ最後まで読んでみてください。
段差がある場合の解消方法
段差のある土地の場合、日常生活を送るのに不便が生じます。新築時は気にしていなくても、後からリフォームで段差を解消したいというご要望は少なくありません。段差を解消する方法はいくつかあります。
玄関アプローチに段差がある場合、通常は
・階段
・スロープ
いずれかの方法を使い段差を解消します。
敷地内に高低差があり、土砂の流出を防ぎたい場合は、
・土留め
という工事を行います。
土留とは雨天時に敷地内から土や水が他の敷地に出ないようにしリスクを軽減する方法です。
車庫と道路の段差を解消する場合は、
・市販のステップやスロープ
・切り下げ工事
のいずれかの方法で対処します。
切り下げ工事とは、高さの低い5㎝又は3㎝の側溝のL型コンクリートに入れ替える工事です。
段差解消のため階段やスロープを設置するメリット・デメリット
メリット
・高級感が生まれる
階段やスロープを設置することで、外構全体にボリューム感が加わり高級感が生まれます。
さらにレンガやタイルや植栽を組み合わせ、照明計画を行うことでよりスタイリッシュな雰囲気に近づけられます。
・ベビーカーや車いすの搬出の際役に立つ
スロープがあれば、ライフスタイルが変化し小さなお子様やご高齢の方が出入りするようになっても、安心して生活できます。
併せて手すりを設置しておくとなお良いでしょう。
デメリット
・費用が高額になる
階段やスロープの取り付けに係る費用は、使用する資材や設備、元の土地の状態によるため一概には言えません。
しかし、設置費用に加えて基礎工事代、産廃処分費用も発生するため、数十万円の予算を組んでおく必要があります。
・メンテナンス費用が発生する
ある程度の年月が経って、汚れや錆、剥がれなどの経年劣化が見られた場合はメンテナンスする必要があります。
段差解消の外構の注意点
外構で段差を解消したいと考えている方は、以下のポイントに注意しましょう。
・希望の位置に設置できない場合も
階段には適切な角度や幅が、スロープには高配角度があります。そのため、希望通りのデザインに出来ない可能性があります。
・既存の設備を移動させる可能性も
階段やスロープは、ゆとりをもって設置しなければ気持ちよく使用できません。
スペース確保のために、既存の門扉やインターフォン、ポスト、塀などの設備を移動させることもあります。
・補助金が使えるかも要確認
要介護認定のご家族がいる場合は、介護保険やバリアフリー補助金を利用できる場合があります。
施工前に申請しなければ補助金が受け取れないケースもあるので、自治体や保険会社に確認してみましょう。
いかがだったでしょうか。外構についてお悩みの方や、外構工事を検討されている方は是非一度弊社までご相談ください。